陸上スパイク
【陸上競技初心者へ選んでほしい最初の陸上スパイク5選】


はじめに

これから陸上競技を始める、新人陸上競技選手の皆様!
はじめはみんな競技初心者です。初心者であるからこそ伸びしろもいっぱい!!
陸上競技をやるからには、競技で使用する「ギア」である「陸上スパイク」を是非履きこなし、そして使いこなして記録につなげてほしいと考えます。


「陸上部」はかけっこの延長⁉ではありません!
「オリンピック」、「世界陸上選手権」、「日本選手権」など、メディアで目にする「陸上競技」。
オールウェザー(ゴム素材サーフェス)のトラック上を「各種目別専用シューズ」で記録を競います。


陸上競技種目には、短距離、中距離、長距離、3000m障害、走り幅跳び、走り高跳び、棒高跳び、三段跳び、砲丸、円盤、やり投げ、選手それぞれの身体能力をフルに使い稼働させて「走」・「投」・「跳」を競技として競い合います。


これらの様々な種目の中から自分の希望する種目や、得意とする種目を選択して、専門種目としていきます。
どの種目においても、基礎となるトレーニングを積み重ねることで競技としてのパフォーマンスにつながります。


選手自身のトレーニングの積み重ねはもちろんのこと、陸上競技の「ギア」を自分の競技において、より有効に使いこなすことも重要です。
その「ギア」の一つは、「陸上スパイク」です。
各種目での競技特性に合わせた設計がされている「陸上スパイク」を「使いこなす」ということも競技を行う上で重要なポイントになります。


各種目別陸上スパイクについては、別の記事にてご紹介しておりますので、そちらを是非ご覧ください!!


ここでは、陸上競技スタートに必ず必要となる「はじめて陸上スパイク」についてご紹介します。 陸上スパイクを知ることは、陸上競技で楽しく頑張れるはじめの一歩です!!

特徴 

前足部にピンがある。

<スパイクピン>

 

まずは、この「スパイクピン」のグリップ力を活かして推進力とスピードのコントロールの感覚を身に着けていきたいですよね。

 

ランニングシューズとは違い、前足部を意識した接地や、足の動きと上半身の動きの連動したフォームなど、陸上競技の基本の動きづくりが「スパイクピンを使って走る]走りにつながります。

 

「ランニングシューズの走り」と、「陸上スパイクでの走り」は、使う身体の部位(筋肉など)も少し違ってくるので、陸上スパイクでの走りは陸上競技者であるからこその走りとなり、ムダのない速さのための走りとなります。

 

基礎トレーニングを積んで、是非自分自身のベストフォームで競技を楽しんでください!



【スパイクピンの特徴】

土グランド用スパイクピン、オールウェザートラック用スパイクピン、それぞれのサーフェスに対応するスパイクピンが必須です。


〈ピン交換をすることで、どちらのサーフェスにも対応できます。〉
※ここでは、主に使用するスパイクピン、土用/12mm(アタッチメント専用タイプ)と、オールウェザー/7mm(アタッチメント不要)を紹介します。



土用スパイクピン

・土サーフェスでの使用なので、土でグリップがかかりやすい先のとがった形をしています。


オールウェザー用スパイクピン

・ゴム素材のタータンと呼ばれるサーフェスの反発を利用しやすいグリップ型に設計されています。


陸上競技初心者へ選んでほしい最初の陸上スパイク5選 


■今回紹介する陸上スパイクは、すべてスパイクピンを交換して、土(学校グラウンドなど)、オールウェザー(レース使用の競技場)兼用で使用できます。



アウトソール

・投てき種目(やり投げ以外)以外のすべての種目に対応できるよう設計されています。

・接地からの蹴りだし時、前接地へとガイドされやすい設計となっています。

・はじめての陸上スパイクとしてだけでなく、種目が決まるまでのオールラウンダーなスパイクとして、土グラウンドでの練習用スパイクとしておすすめする土/オールウェザー兼用の陸上スパイクです。




アッパー

各競技種目に特化した設計ではないので、足になじみの良いメッシュアッパーは通気性よく程よいフィット感でサポートしてくれます。合皮などで補強もされており耐久性もあります。



《オールラウンダーで種目問わずはじめての陸上スパイクとして、練習もレースも頑張れます。》






《オールラウンドで種目問わず使用でき、選手の好みにもこたえる土/
オールウェザー兼用の陸上スパイク》




《オールラウンドで種目問わず使用でき、選手の好みにもこたえる土/
オールウェザー兼用の陸上スパイク》


スパイクピン交換の手順  


【スパイクピンの取扱いについて】

⚠ 土用ピン、オールウェザー用ピン、それぞれ使用頻度に比例して摩耗によりピン先は丸くなります。
→→→グリップ力が弱くなり競技のパフォーマンスの効率上、新しいピンへの交換をおすすめします。


⚠スパイクピンは鉄製が多く、濡れたままの放置はサビの原因となります。
→→→濡れてしまったときは、スパイクからピンを外して、それぞれが乾いてから取り付けてください。目ねじ部分に水分が残っていないかも確認してください。


⚠スパイクピンはある程度の締めでOKです。
→→→動画の後半でもお話してますが、締めすぎに注意しつつ、ピンを固定してください。

緩い締め感の場合、競技中にピンが取れてしまう可能性があります。
競技前のピン確認の習慣を!


◎スパイクピンは、扱い方によっては外れなくなってしまうこともあります。
「ピン固定の締めすぎ」「ピン固定の緩い締め」「ピンのサビ」「ピンの極端な摩耗」など。


陸上スパイクは、陸上競技にとって大切な道具、つまりギアの一つです!いえ、陸上競技における唯一の武器かもしれません!!競技種目が決まればなおのこと、スパイクは競技の上で大切なギアとなります。


スパイクピンで走る、跳ぶ、トラックアンドフィールド。(投てきはピンなしです)
競技場での本番に向けて、まずははじめての陸上スパイクで基本を身につけましょう。


「陸上って楽しい!!!!!」



  ライター紹介

牛田スポーツ 松本
フルマラソン、ハーフマラソン、10km、トレイル、トライアスロンの大会に年間約6-7本に出場。
現在、牛田スポーツにて幼・小・中・高・大学生、社会人アスリート、一般アスリートなど、年間100人以上の選手をサポート。